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土木学会誌1月号の特集「気候変動への適応の時代」の紹介ーその2-

土木学会誌1月号の特集「気候変動への適応の時代」に「国土交通省の気候変動への適応の取組み」と題して横井貴子女史が執筆しているので紹介したい。

まず、水害、土砂災害、高潮・高波等の自然災害分野における適応策を示している。水害に関しては、比較的発生頻度の高い外力に対しては施設により災害の発生を防止し、施設の能力を上回る外力に対しては施策を総動員してできる限り被害を軽減するとしている。

短時間強雨や大雨の増加による土砂災害への適応策は、発生頻度の増加への対策、深層崩壊等への対策、警戒避難のリードタイムが短い土砂災害への対策、災害リスクを考慮した土地利用、住まい方等を挙げている。

港湾においては、海象のモニタリングとその定期的な評価、防護水準等を超えた高潮・高波等の超過外力への対策等を挙げている。また、海岸においては、災害リスクの評価と災害リスクに応じた対策、進行する海岸浸食への対応の強化等を挙げている。

水資源における適応策として既存施設の徹底的な活用、雨水や再生水の利用、危機的渇水の被害を最小とする対策を挙げている。

最後に、国土交通省は、本計画に基づいて地方支分部局の現場業務から本省におけるハード・ソフト両面における制度等企画・立案業務、さらに気象庁や国土地理院から関連研究機関まで幅広く所掌する総合力を発揮するとともに関係省庁、地方公共団体との連携や国民、NPO、企業の幅広い参画・協力の下、適応策の展開に総力を挙げると結んでいる。

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